カウンセラーに必要になってくるのは、相談者の悩みを聴いてあげることになります。その悩みから立ち直らせるのは、カウンセラーではなく相談者自身ということを念頭において、相談者が自立していくことをサポートするのです。
ですから、相談者の抱える心の問題に対しては、カウンセラーが助言を出したりはしないのです。悩みを解決することが役割ではなくて、相談者自身が解決するのを助けるという線引きをしっかりしなくてはいけません。
そして、相談者との距離も非常に大事になります。カウンセラーというのは、カウンセリングにおいて悩みをしっかりと聴くのですが、相談者とは適度な距離を保っていなければいけません。
なぜかというと、相談者の悩みをしっかり聴いてあげて、共感してあげることも、とても必要なのですが、その感情に共感しすぎてしまうと、カウンセラーも共倒れしてしまうということもあるからです。ですから、カウンセラー自身が心の中に不安などがあるような場合はとても危ないといっていいでしょう。
そのような状態では、カウンセリング中に相談者の感情に共感しすぎてしまって、引き込まれてしまいますから、冷静な判断や指導を行うことができません。
精神的に健全である場合にも、この状況は起こり得ますが、その後は健全なカウンセラーであれば、そのときに自分が感じている状況を、しっかりと客観的に把握することができますから、立て直すことができます。ですので、精神的に健全な状態にあることも、カウンセラーとしてのひとつの仕事なのです。
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